皆さんこんにちは!
長いと思っていた夏休みももうすぐ終わってしまいますね……。夏休み家にいて早稲田での生活がどんなだったか忘れてしまった……という方もいるのではないでしょうか?(笑)
そこでぜひ早稲田の生活を思い出す(?)にもおすすめの本を紹介します!朝井リョウさんの『時をかけるゆとり』という本です。
朝井リョウさんは早稲田大学文化構想学部の卒業生の小説家です。在学中に『桐島、部活やめるってよ』で小説家デビューをしました。2013年に『何者』では直木賞も受賞しています。
もちろんその小説も非常に面白いのですが……今回紹介するのはエッセイです。
このエッセイ本は、「学生編」と「社会人編」に分かれています。このエッセイはおかしな、ばかばかしい話が多く、とっても気楽に読めます。「学生編」は早稲田大学在学時のことも書いてあり、親近感も湧きます。笑ってしまうこと間違いなしです!
「他学部の授業で絶望する」「地獄の100キロハイク」などのエッセイで早稲田での生活が描かれています。
「他学部の授業で絶望する」は朝井さんが大学1年生の後期、オープン科目を取ったときの話です。
友達と履修を考えて、「ファイナンシャル・プランニング講座」を受講することにします。
商学部のある建物(11号館でしょう)で授業があったようです。文構の民、朝井さんはいつもと違う環境にワクワクしていました。
しかし、授業が始まると状況は一変。授業内容がさっぱりわからないのです!!
レポートも最終試験も何とかやったものの、何もわからない!
試験も終わった後に、実はあの授業は……と気が付きます。
「地獄の100キロハイク」は、今も早稲田で行われている100キロハイクというイベントに朝井さんが参加したときのお話です。
100キロハイクとは本庄から早稲田までの距離を、2日かけてコスプレしながら歩く行事です。
バスローブを着てワイングラスを持って参加した朝井さんの体験がユーモアたっぷりに描かれています。
他にも黒タイツおじさんに話しかけられたり、キャラの濃い眼科医に出会ったりなど、学生時代のおもしろエピソードがたくさんです。就職活動さえ笑えてしまいますよ!
作家でもない筆者からは朝井さんのエッセイの面白さを伝えるには限界があります。ぜひ皆さん実際に『時をかけるゆとり』を読んでみてください♪
〈参考文献〉
朝井リョウ『時をかけるゆとり』(文春文庫、2014年)
筆者 おみそ
早稲田大学文化構想学部1年
早稲田大学公認サークル
まっちワークグループ早稲田
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