突然ですが、みなさん、「紺碧の空」という曲をご存知ですか?
現役早大生、そして校友の方々なら一度は歌ったことのある曲かと思います。
入学式や早慶戦のときにみんなで肩を組んで歌うあの曲です。
「♪早稲田 早稲田 覇者 覇者 早稲田♪」というフレーズが印象的ですね。
今回のコラムは「紺碧の空」の作曲者である古関裕而さんについてのお話です。
実は、3日前から始まったNHK連続テレビ小説(通称「朝ドラ」)「エール」の主人公のモデルがこの古関裕而さんなのです!!
ドラマの中の主人公は古山裕一という名前であり、窪田正孝さんが演じています。
早稲田に関係のある人物がモデルの朝ドラなんて、なんだか嬉しいですね。
根っからのテレビっ子である筆者はとてもテンションが上がってしまいました☺️
では、古関裕而さんとはどのような方であったのでしょうか。
少しご紹介させていただこうかと思います。
明治42年、福島市大町にある呉服屋の息子として古関さんは生まれました。
音楽好きの父の影響で幼い頃から音楽が大好きだったそうで、商業学校に通い、銀行員として勤めながらも、作曲活動等の音楽の道に情熱を注いでいたそうです。
そんな古関さんに転機が訪れたのは、昭和4年。ロンドンの作曲コンクールに送った作品が見事2位に入選し、それがきっかけで内山金子さんと出会い結婚を果たします。その後は日本コロムビア(株)の専属作曲家として、妻の金子さんの支えを受けながら様々な分野に渡るたくさんの名曲を生み出したのです。
古関さんの作曲した曲は多方面に及びますが、中でも「紺碧の空」を始めとするスポーツ音楽の世界では、大きな功績を残しています。
・栄冠は君に輝く~全国高等学校野球大会の歌 ~
・紺碧の空(早稲田大学応援歌)
・我ぞ覇者(慶應義塾応援歌)
・六甲おろし ~阪神タイガースの歌~
・野球の王者(巨人軍応援歌)
・オリンピック・マーチ
ここに挙げた曲は一例であって、他にも様々なスポーツ音楽を残しています。
それにしても、早稲田大学応援歌と慶応義塾応援歌はどちらも古関さんが作曲した曲であったとはびっくりですね!
ちなみに、早慶讃歌 ~花の早慶戦~も古関さんが作曲しています。
古関さんなくして早慶戦成り立たずということでしょうか。
古関裕而さんについて、もっと知りたい方はぜひ朝ドラ「エール」を見てみて下さい!!
「紺碧の空」も流れるといいですね♪
【参照】
・「ふくる通信vol5」福島市観光案内所
https://www.f-kankou.jp/wp-content/uploads/2017/03/201505.pdf
・福島市古関裕而記念館HP
https://www.kosekiyuji-kinenkan.jp/person/profile.html
・日本コロムビアオフィシャルサイト
https://columbia.jp/prod-info/COCP-40793-4/
筆者 ばなこ
早稲田大学文学部3年
早稲田大学公認サークル
まっちワークグループ早稲田
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